神様のような先生です
定期的に病棟の患者を診察頂いている、倉敷芸術科学大学生命科学部健康科学科教授
大川元久先生です。
脳神経外科、救急科の御専門です。
現在大学で教鞭を振るわれる傍ら、基幹病院で救急医として現役バリバリで勤務されておられます。
全国で100名程度しかいないドクターヘリ専門医も取得されておられるそうです。
はっきり申し上げて、“超人”です。
患者様の御家族に対しての説明で私が最も難渋する事は、脳血管疾患の中長期的予後です。
高齢者では、基礎疾患に加えて慢性期では認知症も絡みますし、入院で認知症や不穏症状が進行することも多々あります。
正直、困り果てておりました。
急性期バリバリの大川先生に、慢性期患者さんの
相談をすることは正直気が引けたのですが、大川先生は快く引き受けて下さいました。
“西山先生、町の病院として慢性期の患者さんを診ていくことは重要な事だよ。僕が出来る事は協力するから。”と励ましていただいた時は、涙が出そうになりました。
最近はプライマリーケアの領域まで診察・評価頂いています。内頸動脈エコーでの血流評価での説明はその一環です。
大川先生は現在、倉敷芸術科学大学で救急救命士を育てる仕事をされておられます。
また災害医療にもご興味を持たれており、水島・玉島の災害についてコンピューターシュミレーションを行ったり、倉敷市消防局と連携して救急災害消防訓練を実施したりされています。
当院は古いので災害時は即効沈没してしまいそうです(笑い)が、出来る協力は行っていこうと思っています。