突然ですが、右肩上がりのこのグラフ、何のデータでしょうか?
これは、“生涯未婚率”です。
50歳までに一度も結婚しない人の率を示したものです。
平成23年で女性は10%、男性は20%を超えています。
なーんと、現代は5名に1名の男性が生涯未婚なんですね・・・
続きまして、このグラフですが、ゆるやかに下がっていますね。
これは、“合計特殊出生率”です。
15歳から49歳までの女性が経年で出産する子供の数を示したものです。
大体1.3-1.5くらいで、近年ほぼ横ばいです。
ちなみに合計特殊出生率ですが、2.3を越えないと人口が減少していくと言われています。
最後に、このグラフは何でしょうか?
これは、“離婚率”です。
結婚しても別れてしまうカップルの率です。
日本は黒線です。
離婚率は2000年から減少傾向なのが分かります。
離婚といえばアメリカ!と思っていましたが、ロシアはアメリカの倍近い離婚率です。
そして、近年の中国の離婚率上昇がハンパないですね!
平成元年(1989-)からのデータ推移です。
未婚率:急上昇 離婚率:低下 出生率:ゆるやかに低下 です。
“子供が減った どうしよう”と日本中大騒ぎです。
ちなみに、合計特殊出生率が現在と同じ水準で進むと仮定した場合・・・
2005年 1億2777万人
2045年 1億人を割り込む
2055年 8993万人
つまり、40年後には今の70%程度の人口に減少する試算です。
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少子化対策が叫ばれて久しいです。
マスコミは、子育て支援に躍起です。
しかし、データから見ると、一世帯の子供の数はむしろ増加傾向であることが分かります。
子供の数が減少しているのは、そもそも結婚しない男女が急上昇しているからなのです。
とくにこの上昇ぶりからは、平成一ケタ世代の未婚率はハンパ無いことが推測されます。
若者の男性の未婚の原因として、“経済的事由”があるそうです。
たしかに、それもあるかもしれません。
しかし、海外に目を向けますと、発展途上国の人口は決して減少傾向ではありません。
私的見解ですが、“一人でけっこう幸せ 結婚する意味合いを見いだせない”のではないでしょうか?
日本は、“お一人様でも平和でとても楽しい国”なのです。
もう一つ私的見解ですが、“結婚はやっぱり結構リスクが高いぞ”と若者は警戒しているのではないでしょうか。
“結婚リスクを容認できるモチベーションが無い”とでもいいますか・・・
たしかに!法的には結婚はかなり“重い”ですよね・・・
・・・・・・・・・
ん?
いま、ふとヒラメきました。
生涯未婚率が、男性20%、女性10%・・・
男性と女性がほぼ同人数であるならば・・・
20-10=10%の女性は誰と結婚?もしや・・・
“10%の女性は、未婚の男性ではなく、べつの離婚した男性と再婚している”という事が推測されます!
そんな男は、経済的にもルックス的にもいい男に違いありません!
くそ~!ちょっとムカついてきたぞ!!