院長のささやき

2025年08月23日

福山南病院さま 見学させていただきました

2025年8月某日、広島県福山市の福山南病院さまに、病院見学に伺いました。

 

 

 

新築1年ちょっとでピカピカの病院でした!

内科・総合診療科を中心とした病院診療体制でした。

 

 

宮坂会長、多田院長、若い!

若い力でグングン引っ張っておられる印象でした。

 

 

ナント、4病院施設を持たれているグローバル企業体です。

すごい・・・

 

 

 

うーん、どうしても自院と比較してしまう・・・

病院のレイアウトは、“王道”でした。

うーん、さすが、戸田建設さん!

 

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福山南病院のスタッフ様に面会するにあたり、当方の医療情勢の見解をプレゼンさせていただきました。

 

 

2025年度、医療法人は7割近くが“赤字”の見込みです。

縮小や統廃合、そして医療史上始まって以来初の“医師のリストラ”が、目の前に迫っています。

 

あたりまえの経営プロセスである、”業務効率化”・・・

AIで調べたら2秒で出てくる提案です。

なのになぜ、“実行”にこれほど苦労するのか?

経営者同士、相当ディープな内容まで、ぶっこんでお話させていただきました。

 

 

今後、2次救急は危機を迎えます。

その理由と見解を、示しました。

 

 

2次救急の地獄は、

”受けても受けなくても批判される”

これに、尽きます。

 

 

さらに2次救急は、苦労の割に、社会的に、そしてお金の面でも、報われません。

すでに大病院は、1次救急(ER)と3次救急(救命救急)に注力し始めています。

つまり、2次救急については撤退モードです。

 

 

 

福山南病院さまは、総合診療開始を多数輩出されている非常にアカデミックな病院様でした。

総合診療科をメインに医療を行うことはすなわち、地域医療悲喜こもごもに、今後どっぷりと対峙される病院様でも、あります。

 

私が僭越ながらお願いしたのは、2次救急存続のために、オーナーがつねにサポートしてください、ということでした。

オーナーがコスパ悪いよね、と切り離せば、瞬殺で消えるジャンルです。

 

”未来の地域医療 恍惚と不安 福山南病院にあり!”

・・・でしょうか? 

 

またいろいろ教えていただければ幸いです。

どうもありがとうございました!